ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦

夏の終わりに「ペンギン・ハイウェイ」読みました。
あらすじ

小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。

ひとまず、素敵なノートを買って、色んなことをメモを取りたくなりました。


森見登美彦の京都でも、大学生でもない、どこか郊外の町に住む小学4年生の男の子が主人公のお話。
今までと違う、どこか児童文学っぽいファンタジーな雰囲気。でも、主人公のアオヤマ君がおっぱいにすごく興味を示すあたりはやっぱり森見登美彦です。


登場人物は素敵な魅力いっぱいです。歯科医院のお姉さんが本当に素敵です。理想的なお姉さんです。恋しちゃう。おっぱいおっぱい!
主人公のアオヤマ君やその友達のウチダ君、「スズキ君帝国」のスズキ君、相対性理論を読んでいるハマモトさん、などなど……。とくにウチダ君がいいですね。地味なキャラだけど、いいキャラです。
あと、アオヤマ君のお父さんもいいですね。アオヤマ君の抱えている問題に、問題への取り組み方を導いています。素敵なお父さんです。なんかかわいいところもあって萌えます。

中盤からどんどん話が面白くなっていくのは、さすが森見登美彦ですね。お姉さんの不思議やペンギンやアマゾンプロジェクトや、様々な問題がどんどん膨らみ、そして弾ける感じ。面白いです。アオヤマ少年の恋と成長。


ホントに爽やかで夏に読むのにいい小説でした。
僕もおっぱいケーキ食べたいです。

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ