3月のライオン 7巻/羽海野チカ & 羽海野チカ原画展

漫画「3月のライオン」7巻、著羽海野チカ、読みました。

新人王を獲った零。記念対局として宗谷名人との対局が決まった。
突然のことに呆然とする零だったが、「頼りにしてる」の一言で嬉しくなる。
一方、ひなの学校では担任の先生が倒れて、学年主任の先生に担任が変わることに……。


よかった……。なんとかひなちゃんのいじめ問題が解決したからよかった。
いじめって嫌ですね。例え軽いいじめとかイジリみたいなもののだったとしても、されてる側は、死ぬほどつらかったり、相手を殺したくなるほど憎んだり。してる側の認識は、イジリの延長線上のものだったり、ただの暇つぶしとかだったり。
重いいじめなんて、正直されたことも、したこともなにのでよく分かりません。軽々しく想像できるものではないですし。それこそ羽海野先生のように、血反吐を吐きながらも、考えて、考えて、考えて、書かなきゃいけないような気がします。

「アイツらはきっと何があっても認めない。悪い事したなんて思ってもいない。
そして、ちほちゃんの時とおなじだ。過ぎちゃえば、ホント簡単にケロッと忘れちゃう。
そんなヤツらの為に、私の人生を棒にふる理由はひとつも無い」

「結果は大事だけどな――桐山、人に伝わるのは結果だけじゃない。世界は結果だけで回ってるんじゃないんだよ」

いじめ問題解決後のひなちゃんの笑顔がとても素敵でした。「僕は何も出来なかった」という零に「そんなことない」というひなちゃん。
零君みたいに誰かのためにがんばれる人になれたら素敵だろうなと思いました。

次巻、ついに桐山と宗谷の対局!嵐が来る!

あと、二階堂君早く元気になってね!あと、今巻は野球部の高橋くんが出てきてない!

3月のライオン 7 (ヤングアニマルコミックス)

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羽海野チカ原画展

話は変わって、先日「羽海野チカ原画展」行ってきました。
用事で博多に行ったときに、博多駅の8階でやってました。
いろいろな方からの応援メッセージがなかなか面白かったです。
漫画家や声優さん、アニメ監督とか。
声優の杉田智和の色紙が面白かった覚えがあります。

ハチクロ見てないけど、ああいう原画を見ると見たくなりますね。
かわいいイラストがいっぱいでした。

あと、背景資料の写真とそれを参考にして描いた絵がすごいです。現実が漫画に変化していて面白いですね。羽海野チカ先生の優しい線で描かれているので、同じ風景でも、どこか別物で、リアルとファンタジーの合わさった感じでした。

そして、ネーム制作方法公開のところがすごい!
なんどもなんども推敲を重ねて、コマ割とか演出をしているんですね。


そんな感じで、たくさん貴重な資料な原画を見れて楽しかったです!