なにかしらの更新をするのです。

生きてます。

ネットの無い日々で、更新を全くせず。

あんまり本も読めてないよ!
ひとまず、今は11月30日発売の「おジャ魔女どれみ16」の3巻が楽しみです。
なんだかドラマCD化も進めているとか。


あと、エヴァンゲリオン新劇場版:Qを見てきたよ!ってこと。
巨神兵の文章が舞城王太郎で、うはっ!って一人でなったました。
淡々とした林原めぐみ閣下の朗読がよかったです。

エヴァ本編は、まあ、最終章を待つとしようってことで。


ただ言っておきたいのは、ヴンターだせえええええええ!!!ってことです。


最後に、横浜(!)で「「映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」を見て、感動しました。

それだけ!

チャオ!


おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT (講談社ラノベ文庫)

おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT (講談社ラノベ文庫)

3月のライオン 7巻/羽海野チカ & 羽海野チカ原画展

漫画「3月のライオン」7巻、著羽海野チカ、読みました。

新人王を獲った零。記念対局として宗谷名人との対局が決まった。
突然のことに呆然とする零だったが、「頼りにしてる」の一言で嬉しくなる。
一方、ひなの学校では担任の先生が倒れて、学年主任の先生に担任が変わることに……。


よかった……。なんとかひなちゃんのいじめ問題が解決したからよかった。
いじめって嫌ですね。例え軽いいじめとかイジリみたいなもののだったとしても、されてる側は、死ぬほどつらかったり、相手を殺したくなるほど憎んだり。してる側の認識は、イジリの延長線上のものだったり、ただの暇つぶしとかだったり。
重いいじめなんて、正直されたことも、したこともなにのでよく分かりません。軽々しく想像できるものではないですし。それこそ羽海野先生のように、血反吐を吐きながらも、考えて、考えて、考えて、書かなきゃいけないような気がします。

「アイツらはきっと何があっても認めない。悪い事したなんて思ってもいない。
そして、ちほちゃんの時とおなじだ。過ぎちゃえば、ホント簡単にケロッと忘れちゃう。
そんなヤツらの為に、私の人生を棒にふる理由はひとつも無い」

「結果は大事だけどな――桐山、人に伝わるのは結果だけじゃない。世界は結果だけで回ってるんじゃないんだよ」

いじめ問題解決後のひなちゃんの笑顔がとても素敵でした。「僕は何も出来なかった」という零に「そんなことない」というひなちゃん。
零君みたいに誰かのためにがんばれる人になれたら素敵だろうなと思いました。

次巻、ついに桐山と宗谷の対局!嵐が来る!

あと、二階堂君早く元気になってね!あと、今巻は野球部の高橋くんが出てきてない!

3月のライオン 7 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 7 (ヤングアニマルコミックス)



羽海野チカ原画展

話は変わって、先日「羽海野チカ原画展」行ってきました。
用事で博多に行ったときに、博多駅の8階でやってました。
いろいろな方からの応援メッセージがなかなか面白かったです。
漫画家や声優さん、アニメ監督とか。
声優の杉田智和の色紙が面白かった覚えがあります。

ハチクロ見てないけど、ああいう原画を見ると見たくなりますね。
かわいいイラストがいっぱいでした。

あと、背景資料の写真とそれを参考にして描いた絵がすごいです。現実が漫画に変化していて面白いですね。羽海野チカ先生の優しい線で描かれているので、同じ風景でも、どこか別物で、リアルとファンタジーの合わさった感じでした。

そして、ネーム制作方法公開のところがすごい!
なんどもなんども推敲を重ねて、コマ割とか演出をしているんですね。


そんな感じで、たくさん貴重な資料な原画を見れて楽しかったです!

猫の地球儀/秋山瑞人

猫の地球儀 焔の章」「猫の地球儀 その2 幽の章」著秋山瑞人、読みました。

トルクは宇宙に浮かぶ島で、円筒形で、地上6000キロ、軌道速度は秒速5600メートルで回っている。幽は三十七番目のスカイウォーカーで、まだ小さな黒猫だった。幽の目的は、ただひとつ。「地球儀」に生きてたどり着くこと。焔はスパイラルダイバーで、史上最強のドルゴンの斑に勝負を挑んで勝利した。焔は痩せた白猫だった。
2匹の猫の出会いと別れの話。


久しぶりのライトノベル
面白かったです。そして、泣ける。
世界観がおとぎ話とSFとラノベが混ざったような感じでいいですね。猫とロボットと宇宙とロケット…素敵です。というか、全然ライトなノベルじゃない。

誰もが不可能だといい、タブーとされていることに挑戦する幽。それはまわりから理解されないし、迷惑だと言われ、ましてこの世界では殺されてしまうことなのに、それでも「地球儀」を目指して、研究と実験を繰り返す。
夢を追う人(猫だけど)の情熱と苦悩と孤独。幽と焔、それに楽やクリスマス。
お互いがお互いを想う気持ち、信頼、友情……。

 仮に、それを教えられたとしても、自分が心からすごいと言ってやれるかどうかはわからない。誰かにとって大切な「何か」は、往々にして、他の誰かにとってはケツの穴の周りの毛よりもどうでもいいものだったりする。

『夢とは、かくも手前勝手なものだ』

僕にとって大切なこと。他の誰かにとって大切なこと。
大切なものを大切にしたいという気持ち。そのせいで誰かに迷惑がかかるかもしれない。それでも、大切なものを大切にするべきなのか。大切にするに値するものなのか。
もしくは、他の誰かの大切にしたいものによって、僕に迷惑が降りかかるかもしれない。応援している友達の大切にしたいものによって、僕が迷惑を被るかもしれない。それでも応援することができるのだろうか。友達を見送ることができるだろうか。

僕にとって、大切にしたい「何か」とは何だろうか。

 おれの夢は溢れていた。
 幽の夢も溢れていた。
 幽は、どうすればいいのかわからなかった。
 おれも、どうすればいいのかわからなかったんだ。


猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)

猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)

猫の地球儀〈その2〉幽の章 (電撃文庫)

猫の地球儀〈その2〉幽の章 (電撃文庫)

スイートプリキュア♪〜感動の最終回〜

スイートプリキュア♪ 第48話「ラララ〜♪世界に響け、幸福のメロディニャ!」

ついにスイプリも最終回。
ノイズを倒した、いや、和解し受け入れたプリキュアたち。ノイズは消えた。そして、ハミィは最後の力を振り絞りすべての音符を楽譜に集め、眠りについてしまった。
ハミィの目覚めを待つ響、奏、エレン、アコ。

なんだかんだあって歌の力で目を覚ますハミィ。

ハミィ「みんなありがとにゃ。ハミィはこんな幸せな気持ちになれたのははじめてにゃ。みんなの歌がハミィに幸せをくれたのにゃ」
ハミィ「セイレーンのおかげにゃ。みんながきてくれて本当にうれしかったにゃ。ありがとにゃ、セイレーン。セイレーンの分もがんばって幸せのメロディを歌うにゃ」
エレン「あったりまえでしょ!しっかり歌って世界を幸せにしないと承知しないわよ!」


いいですねえ。セイレーンとハミィの関係とかみんながハミィを想う気持ちが胸いっぱいに広がってきていいですね。


そして、ハミィの幸せのメロディによって石にされた人々が元に戻っていく。世界に音が戻ってく。
アフロディアさまに抱きつくアコちゃんかわいい!

バスドラたち3人も元に戻る!
そして、エレンに飛びつく3人。
エレンが「重いわ!やかましいわ!」と昔の3人と一匹時代の関係っぽいのがなんだかほっこり。エレンかわいい!


奏「これでみんな、新しい音楽を奏でられるのね」
響「もう一つの声も、きっと新しい音楽を口ずさんでくれるはず。そしたら私たちも鼓動のファンファーレを響かせよ。それぞれの夢に向かって!」

と、ちょっと意味深発言をかます響さん。もう一つの声って、もしかして…?


そして、人間界へと戻ると、みんな無事に戻ってる!というか戻るときに戦艦ヤマト的なもの見られてるんじゃね?ってツッコミはなしですね。

みんなの無事を確認した後、何かを待つ4人。

音吉「なんじゃ、なんで帰らんのじゃ?」
響「うん、ちょっと、もう少し待ってみたくて」
音吉「待つ?いったいなんじゃ?」

そのとき耳をつんざくような高音の鳴き声が!
その声はノイズ!
否!ピーちゃん!
ピーちゃんに駆け寄る4人。


そんな響たちを見て驚く音吉とクレッシェンドトーン。
音吉「みんなどうしたというんじゃ。そいつはノイズじゃぞ」
響「音吉さん、いくら幸せの世界になっても悲しみや苦しみがすべて消えるわけじゃないわ」
奏「私たちはピーちゃんを受け入れた上で、前に進みたいの」
エレン「悲しみを見ないふりをするのが幸せとは言えないもの」
アコ「よく見ればかわいいよ」

響「これでみんな一緒に夢に向かって進めるね。私たちはまだまだ変われる。新しい明日に向かって変身するのよ!」


そして、まさかの変身シーンで終わるという斬新(?)なエンディング!
響のセリフとあってるし、爽やかな終わり方。





エピローグ的なそれぞれのその後では、奏はお菓子作り、響はピアノの練習と発表、アコは奏太とイチャイチャ、エレンは路上歌手!?
エレンとアコとハミィはメイジャーランドに戻らなくていいのね。


いい最終回でしたね。
最終的に敵を受け入れることで終わるって今までのプリキュアにあったのかな?初めてか?
4人の絆というよりも、4人がハミィを想う気持ちになんだか感動した最終回でした。


スイートプリキュア、始まった当初は響と奏の喧嘩ばかりで心配でしたが、セイレーンの仲間入りとかアコちゃんのあざとさとか、すっかり好きなプリキュアになっていました。
終わるのはやっぱり寂しいですね。
スタッフ、キャストのみなさん一年間ありがとう!





そして、次回からは新番組「スマイルプリキュア!」が始まる!
なんか始まる前からいろいろとやばい!

あざとい!さすが黄色あざとい!

本屋大賞2012ノミネート作品

2012年の本屋大賞ノミネート作品が出そろったみたいです。
http://www.hontai.or.jp/

読むかどうかは別にして、毎年気になるランキング。
今年のノミネート作品は以下のようです。

偉大なる、しゅららぼん』著/万城目学集英社

偉大なる、しゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん

○『くちびるに歌を』著/中田永一小学館

くちびるに歌を

くちびるに歌を

○『ジェノサイド』著/高野和明角川書店

ジェノサイド

ジェノサイド

○『誰かが足りない』著/宮下奈都(双葉社

誰かが足りない

誰かが足りない

○『人質の朗読会』著/小川洋子中央公論新社

人質の朗読会

人質の朗読会

○『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』著/三上延アスキー・メディアワークス

○『ピエタ』著/大島真寿美ポプラ社

ピエタ

ピエタ

○『舟を編む』著/三浦しをん(光文社)

舟を編む

舟を編む

○『プリズム』著/百田尚樹幻冬舎

プリズム

プリズム

○『ユリゴコロ』著/沼田まほかる双葉社

ユリゴコロ

ユリゴコロ


ノミネート作品まだ一冊も読んでねー!
あらすじ読むとどれも面白そう。
ビブリアは本屋大賞ノミネートでさらに売れそうですね。
どれが大賞になるかまったく分からない。(そもそもまだ一冊も読んでない)
本屋大賞準レギュラー化している三浦しをんさんにそろそろ大賞を与えてもいいのでは…と思ったり。
あと、今年は時代物が一冊もないのがちょっと物足りない。


あと、中田永一さんの『くちびるに歌を』が長崎の五島列島が舞台らしいのでちょっと気になります。五島行ったことありますけど、綺麗で魚が美味しくてよかとこです。大賞取ったら五島で映画化ドラマ化来るかも!

津軽/太宰治

津軽」著太宰治、読みました。

太宰がある年の春、故郷の津軽を訪れ、津軽のあちこちを歩き回るという内容です。
人間失格」や「斜陽」とは違って、どこか陽気な感じさえする太宰の旅行記

 或る年の春、私は、生まれてはじめて本州北端、津軽半島を凡そ三週間ほどかかって一周したのであるが、それは、私の三十幾年の生涯に於いて、かなり重要な事件の一つであった。

(中略)

 私はこのたびの旅行で見て来た町村の、地勢、地質、天文、財政、沿革、教育、衛生などに就いて、専門家みたいな知ったかぶりの意見は避けたいと思う。私がそれを言ったところで、所詮は、一夜勉強の恥ずかしい軽薄の鍍金である。それらに就いて、くわしく知りたい人は、その地方の専門の研究家に聞くがよい。私には、また別の専門科目があるのだ。世人は仮りにその科目を愛と呼んでいる。人の心と人の心の触れ合いを研究する科目である。私はこのたびの旅行に於いて、主としてこの一科目を追及した。どの部門から追及しても、結局は、津軽の現在生きている姿を、そのまま読者に伝えることが出来たならば、昭和の津軽風土記として、まずまあ、及第ではなかろうかと私は思っているのだが、ああ、それが、うまくゆくといいけれど。


太宰が自分の故郷についてあれこれ書いたり、旧友との親交だったり、呑んだくれたり、津軽の人となりを語ったり。実家に戻り、兄や親族とあったり、育ての乳母のたけと再会したり。
津軽について、そこであった人々について、太宰は印象に残ったことを忌憚なく描いている。そこには太宰なりの愛が感じられる。
当時の津軽の様々な風景、楽しい人々、なんだか太宰と一緒に津軽を旅しているような楽しさがあります。


「僕は、しかし君を、親友だと思っているんだぜ」実に乱暴な、失敬な、いやみったらしく気障ったらしい芝居気たっぷりの、思い上がった言葉である。私は言ってしまって身悶えした。他に言いかたが無いものか。

人は、あてにならない、という発見は、青年の大人に移行する第一課である。大人とは、裏切られた青年の姿である。

いいですね。太宰のへたれな気障ったらしさが。


乳母のたけとの再会はなんともいえない入り混じった感情が胸に込み上げてくる。
たけを求めて運動場のまわりのテントを歩き回る太宰はなんだかとても感動する。
そして、たけとの再会。

けれども、私には何の不満もない。まるで、もう、安心てしまっている。足を投げ出して、ぼんやり運動会を見て、胸中に一つも思う事が無かった。もう、何がどうなってもいいんだ、というような全く無憂無風の情態である。平和とは、こんな気持の事を言うのであろうか。もし、そうなら、私はこの時、生まれてはじめて心の平和を体験したと言ってもよい。先年なくなった私の生みの母は、気品高くおだやかな立派な母であったが、このような不思議な安堵感を私に与えてはくれなかった。世の中の母というものは、皆、その子にこのような甘い放心の憩いを与えてやっているのものなのだろうか。そうだったら、これは、何を置いても親孝行をしたくなるにきまっている。そんな有難い母というものがありながら、病気になったり、なまけたりしている奴の気が知れない。親孝行は自然の情だ。倫理ではなかった。

たけとの再会で、生まれてはじめての心の平和が訪れる太宰。
「親孝行は自然の情」。
僕もいつか心の平和の訪れと、親への孝行が出来たらいいと思う。


太宰のように改めて自分の故郷を想い、旅に出てみるのもいいかもしれないですね。
ありのままの故郷をみる。そこに何か発見できるかもしれないし、何もないかもしれないけれど、きっと楽しいことだろう。

それと、いつか津軽も行ってみたいな思いました。

さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。


津軽 (新潮文庫)

津軽 (新潮文庫)

テガミバチ 13巻/浅田弘幸

漫画「テガミバチ」13巻、浅田弘幸。読みました。


おっさんばっかり出てくるし、ラグは寝てて全然出てこないけど、新キャラのお姉さんがたまらない!!
第三憲兵隊隊長クラリス・カノンちゃん、かわいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
きつい目つきの女の子ってどうしてこうも僕らの心を惹き付けるのでしょうか。


今巻はカベルネに襲われるセントラルと、ロイドと「リバース」首謀者ロレンスの対面。
ロイドの過去、ガラードの見た首都アカツキの手前のエリア「カゲロウ」。
そして、人口太陽の秘密。

夢が絶望に変わる姿…何度見ても嫌なものだ…

なのに…… 今…… 俺の「こころ」に残っているのは…… 思い出すのは……
この町で 夢を胸に抱いて 毎日を必死に生きていた あの頃のことばかりじゃないか……

ガラードさんにもいろいろあったんですね。
パン屋のおっさんとの友情が素敵でした。


そして、ラストはジギーさんがかっこよく決める!

次巻で、ようやくカベルネ退治されるのか。というか、いいかげん退治されろ!


テガミバチ 13 (ジャンプコミックス)

テガミバチ 13 (ジャンプコミックス)