大人女子のアニメタイム「川面を滑る風」

あけおめ!

新年一発目の日記はNHKの番組たまごのアニメです。途中から見たのが残念。最初から見たかった…。

大人女子のアニメタイム「川面を滑る風」
あらすじ

金沢で生まれ育った乃里子は33歳。夫と4歳の息子と共に5年間の海外生活から帰国した。地方に埋没する平凡な人生を拒否した彼女は、東京の大学に進学し、就職し、エリート商社マンと結婚し、子供をもうけ・・・まさに思い描いた「幸福」を手にしたはずだった。しかし5年ぶりに帰郷した彼女は心に大きな空洞を抱えていた。

そんな彼女の頭から離れない一人の男がいる。指の美しいあの男…
乃里子は彼との間に大きな秘密を抱えている―。
NHK番組ホームページあらすじより)


主人公乃里子は勝ち組の幸せな女性。地方を出て、上京し、エリート商社マンと結婚、子供と三人で海外生活。

望んだものはすべて手に入れた気がした。

金沢に久しぶりに息子を連れて里帰りをする。誰からも羨まれるような生活。それなのに姉一家の地味で絵に描いたような家族団らんがものすごく幸せそうに映る。

自分が望んできたものは…。

頭から離れないのは高校のとき和菓子屋でアルバイトしていた時に見たあの和菓子をこねる男の姿……。

一歩立ち止まって人生を振り返ってみる。新しい自分とこれからのために。



なんだか、いろんな意味ですごいアニメでした。
ただのスイーツ()なアニメかと思ったら大間違いでした。男にしてみたらとんでもないホラーでした。
こえええええええ!!!!
ろくな女じゃねーな!さっさと今の旦那と別れろよ!と僕は思うんだけど、きっとこの女は別れないんでしょう。そんな気がする。
ちょくちょく妙にエロい手の描写とかがあったけど、まさかほんとにセクロス描写があるとは…。NHK恐るべし。

それにしても、最初は適当に見てたのがだんだん引き込まれて、最後は見事に驚きと不快な気持ちと妙な爽やかさを感じさせる手腕はさすが唯川恵さんだなという感じです。


キャラデザとか作画はリアルに寄せてあって、細田守とか高畑勲みたいな感じがしました。
久雄の首の長さが気になったけど。

原作は唯川恵、脚本は吉田玲子。「けいおん!」脚本とかやってる吉田玲子!いろんなの書けるなこの人は。

監督は川又浩作画監督は土屋堅一という人でした。

唯川恵らしいといえば唯川恵らしい作品ですけど、なぜこの短編を選んだのだろうか。
まあ、このくらいちょっといろんな意味でインパクトがあるくらいが企画番組ではいいのかもしれないのかな。
実際の評判とかアンケート結果がどうなるのかちょっと気になります。


まあ、実際にこれがレギュラー番組になったらたぶんなんだかんだ毎週見てるような気がします。

萌えアニメとは対極を行くようなアニメもいいんじゃないでしょうか。

病む月 (集英社文庫)

病む月 (集英社文庫)

『病む月』という本に収録されているようです。

小説のほうもちょっと読んでみたくなりました。