3月のライオン/羽海野チカ
『3月のライオン』の1巻から5巻まで読みました。
久しぶりの衝動買い。
あらすじ
主人公は、東京の下町に一人で暮らす、17歳のプロの将棋の棋士=桐山零。しかし、彼は幼い頃、事故で家族を失い、深い孤独を抱えた少年だった。そんな彼の前に現われたのは、あかり・ひなた・モモの3姉妹。彼女達と接するうちに零は…。
様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語です。(1巻あらすじ)
面白いです!
主人公、桐山零君のキャラがいいですね。なかなかウジウジした野郎ですが、最初はよく分からなかった零君の家庭環境や今までのことが分かってきて、なんだか応援したくなってくる。
零君も少しずつではあるが前進して、また一歩戻って、立ち止まって、また前進して…。周りの人に助けられながら成長していってます。
周りの人も魅力いっぱいです。3姉妹の優しさや、零君のライバルでもあり親友の二階堂君や将棋界の人々、そして、高校の先生。
色んな人と触れ合うことで、自分と向き合い、やりたいことを考えて、将棋を指すこと、将棋の厳しい世界で生きていくことを考えて、悩んで。
そうして、零君はもがいて、もがいて、もがいてます。
羽海野チカさんといえば、『ハチミツとクローバー』の作者。残念ながら読んでないし、アニメも見てない。
キャラの魅力を引き出すことが上手く、話の流れが綺麗で物語に惹きこまれていく。
いろんな魅力的なきゃらがいますが、とくにボクは二階堂君が好きなんですが、その師匠の島田開八段もすごく好きです!
3巻と4巻の島田八段の死闘っぷり!胃痛と毛根と戦いながらの死に物狂いで勝利を目指す!かっこいい!そして、だれか島田八段に胃薬を!
二階堂君のモデルとなってるらしい村山聖。29歳の若さでなくなって、羽生善治と並び賞されるほどの棋才だったとか。
二階堂君、がんばれ!!
あと、漫画の間に挟まれる棋士・先崎学先生のコラムも勉強になり、面白いです。
今後、どういう展開になるのかワクワクします。零君ガンバレ!!
将棋マンガだけど、将棋だけじゃない!
むしろ、猫マンガです!いえ、やっぱり将棋マンガです!
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