HUNTER×HUNTER 29巻/冨樫義博
『HUNTER×HUNTER』29巻 冨樫義博、読みました。
ゴンさん!!!!!!
もう、ゴンさんが出るとやっぱり笑っちゃいますね。
あのシュールさ……勝てる気がしない!
そして、ピトーたんがゴンさんやられる。オーマイガ!
ゴンさんと戦う前のピトーの言葉がいいですね。
「ゴン…キミはボクのお願いを聞いてくれた。だからせめてボクもキミに正直でいようと思う」
「彼はもう死んでいる」
「ボクと闘った時すでに死んだんだ。思い出した……ゴン(キミ)はあの時の…」
「死人を生き返らせることは……出来なかった。ボクの能力で出来たのは腐敗しない様に作り直す事と操る事だけだった。彼の魂はもうここにはない。もう……元には戻せないんだ」「ゴメンね」
なんかいいですね。
「ゴメンね」のところのピトーの表情がすごくいい。
そして、記憶を一時的に無くした王メルエムと、コムギを始末しようとするプフ、最後の方で突然死んでいたユピー。
蟻の王として揺らぐメルエム。
すべての生命の頂点に立つことが王の目的。それがコムギと接することで、人間の「個」を認め、人間との共存も考えていた。
また王自身も自分の「名前」を、「個」を求めていた。集団の蟻の王としてではなく、人間のように「個」を認め、尊重するように変わってきていた。
いま、母から賜った「名前」を得て、再び生まれたメルエム。
そして、爆発によりコムギのことを忘れた王と、これ幸いとコムギの始末を急ぐプフ。プフの王への忠誠は、蟻として護衛群としての忠誠や女王の遺志とは逸脱しだしてきているように見える。王を下賤な人間ごときに取られるのが嫌でしかたない、王への愛情?恋愛感情?そして、コムギへ向けられる殺意は嫉妬だろうか。
本誌でのプフの覚悟をみるに、プフが叶わない恋に暴走して、王を殺して私も死ぬ!みたいなヤンデレ展開も望まなくもないです。
蟻と人。
メルエムとコムギの恋の行方はどうなるんでしょうか。
ゴンさんのその後もどうなるのかさっぱり分からないです。
果たして、コミック30巻は何年後発売されるのか!
首を長くして待つことにします。
- 作者: 冨樫義博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/08/04
- メディア: コミック
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