ザ・コレクション・ヴィンタートゥール in 長崎県美術館
長崎県美術館で開催中の「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」みてきました。
パンフレットより。
スイス小都市ヴィンタートゥールは、金融・保険業などで財を成した資産家たちが数多くの美術作品を収集した芸術の街として知られます。なかでも1916年に開館したヴィンタートゥール美術館は、西洋の近現代美術を一望する粒ぞろいのコレクションを誇る美の殿堂でありながら、日本ではまだあまり知られていません。本展は、ヴィンタートゥール美術館の所蔵品より、ゴッホ、ルノワール、ピカソら巨匠の名品に加え、ホードラー、ジャコメッティ、クレーなどスイス及びドイツ美術の優品を選び抜き、近代美術のダイナミックな展開を幅広い視野から紹介します。全90作品がすべて日本初公開という“奇跡のコレクション”を是非ご覧ください。
ゴッホとかルソーとかピカソとかルノワールだとか。初めてこういう絵画を生でじっくり観ましたが、なかなか面白いですね。
美術の教科書とか参考資料でみるのとは全く違う、迫力とか凄み、趣があるような気がします。まあ、絵のよさって正直よく分かりませんが、なんだか何時間も見ていたくなるような絵や、心に残るような絵がたくさんありました。
以下、適当に感想書いていきます。
アルフレッド・シスレーの「朝日を浴びるモレ教会」の空の青さとか協会のあたる日の暖かさとかなんだか素敵だなと感じました。
今回の展覧会の“顔”にもなっているゴッホの「郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン」。オヤジの優しげな目とかもじゃもじゃのお髭とか。ゴッホの筆使いってかっこいいよね!よく分からないけど感動するものがあるような気がしないでもない。
エドゥアール・ヴュイヤールの「室内、夜の効果」とか「アネット・ナタンソンと道化人形」とかなんか怖いよ!
ピエール・ボナールはなんだかとっても好きでした。「ル・カネ、バラ色の道」「果物のある静物」「ヒナゲシとキンボウゲ」「海景、大きな帆船」「婦人帽子屋」「散歩」。
どれもでっかい素敵です。
そして、フェリックス・ヴァロットン。「5人の画家」「日没、オレンジ色の空」「水差しとキズイセン」。
圧巻されましたね。いやー、ヴァロットン、あんたスゲーよ。
オスカー・ココシュカの「アヴィニョン」はいいですね。かわいい。おもしろい。好きです。
パウル・クレーの「水脈占い師のいる風景」「ごちゃごちゃに」。出ました。僕の常識を優に越えていった芸術ですね。わけがわからない。「ごちゃごちゃに」のタイトルまんまで思わず笑いそうになりました。でも、ポストカードは売り切れてました。わけがわからない。
そして、訪れるキュピズム時代!
よく分からないけど、やっぱりピカソはなんだか別格ですね。ピカソの「二人の人物」「海岸の男と女」。
生でピカソ見れたことに感動します。これが生ピカソか〜。やっぱりわけがわからない!
アンリ・ルソーの「赤ん坊のお祝い!」。生で見たときの赤ん坊の迫力!めちゃくちゃ憎々しい顔してる!全然可愛くねー!横のマリオネットみたいなオヤジのふざけた感じ!タイトルのびっくりマークもなんかムカつく!あまりの迫力に感動しました!
ニクラウス・シュテックリンの「イメージ」。片方の足が不自由な男が、ベッドで寝ている女を覗いてやがる!変態だ。変態だけど、なかなか好きです。
ジョルジオ・モランディの「静物」。やわらかい感じがいいですね。なんだか惹かれる。アルベルト・アンカーの「コーヒーとコニャック」もいいですけど、こっちも好き。
ブロンズ像もいろいろあって面白かったです。エドガー・ドガの「立っている馬」とか。あんなのよく作れるなーと感心。
全体的に楽しい美術展でした。なんだかいまならすごく上手い絵を描けるような気がする!気がするだけだけど!
記念に買ったポストカードはゴッホの「郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン」とピエール・ボナールの「海景、大きな帆船」の二枚です。いろいろあって悩みましたが、なんとなくこの二枚です。
スイスのクッキーとか売ってました。買わなかったけど、スイスのクッキーはおいしいのかな?
あと、かわいい女子大生みたいな二人組がいて、なんだか得した気分!