機動警察パトレイバー劇場版

押井守監督の『機動警察パトレイバー劇場版』を見ました。
あらすじ

1999年夏。自衛隊の試作レイバーが突如無人のまま暴走するという事件が発生する。しかし、それは相次ぐ事件のほんの幕開けに過ぎなかった!
何者かが仕掛けたコンピュータウイルスによって、都内各所で作業用レイバーが次々と暴走。警視庁特車二課第2小隊のはみだしポリスたちは、姿なき犯人を追ってこのメガロポリスを駆け抜ける!

初めてパトレイバーという作品に触れました。面白かった!

東京の最先端技術とその象徴である超高層ビル。その反面、古い建物は廃墟と化し、破壊されていく。
その辺の東京の風景の描かれ方は川井憲次の音楽と相まって、非常に印象的。

最後のイングラムと零式の戦闘もかっこいい!作画すごい!なんか油臭さが伝わってくるようなリアリティ!朝日に光るレイバー素敵すぎ!

ストーリーもなんかすごいですね。押井監督の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』をなんか思い出しました。
帆場暎一の動機はなんなのでしょう。超天才プログラマーであり、エホバと呼ばれていた男。
彼は古い下町の建物から見た超高層ビルに何を思ったのか。
HOSによる首都圏の壊滅。彼が目的はそこにはないように感じる。
彼が自殺した理由も僕にはさっぱりわからない。

顔も冒頭に少し映されるだけではっきりとせず、その思考も目的もよくわからない。それでも、この作品の“顔”と言っていいほどに印象深い人物である。顔が映らないのに!

エホバくだりて、かの人々の建つる街と塔を見たまえり。いざ我らくだり、かしこにて彼らの言葉を乱し、互いに言葉を通ずることを得ざらしめん。ゆえにその名は、バベルと呼ばる


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